Illustratorのトレーニングをはじめて12年目になります。その間、たくさんのトレーニング素材を作成して教室で利用しながら、トライ&エラーを繰り返してきました。
「こういう作品を作りたい」といったニーズ、さらに操作上でつまづきやすいポイントなど、トレーニング現場での経験を、執筆にあたり盛り込みました。
Illustratorがカバーする領域は広く、名刺やポストカードなどの「端物」から、ページものまでIllustratorで作ってしまう強者さえいらっしゃいます。この『Illustrator CS2完全制覇』では作例の分野を広くカバーすることを重要視しました。メニュー、地図、表、グラフ、ポストカード、名刺、便せん、封筒、ニュースレター、会社案内、そしてWeb素材といった分野でそれぞれ数点の作例を設けています。作ってみたいものに近い作例がすぐに見つかるでしょう。
多くの初心者向け書籍では、フリーハンドで描いた“落書き”レベルのものからスタートすることが多いようです。この『Illustrator CS2完全制覇』では、イラストにプロのイラストレーターの宇佐美由里子さん(Index Design)、ポストカードやポスターの写真素材にはプロのカメラマンの野坂弘子さん、ニュースレターや会社案内ではESTA design & products(デザイン制作会社)の協力を得て、それぞれの作例が実用レベルとして通用するクオリティの高いものとなっています。おそらく、この手の書籍でここまで作例の作成に手間と費用をかけたものはまずないでしょう。
作例がわかるビジュアルインデックス(PDFファイル、12ページ、4.8MB)
『Illustrator CS2完全制覇』は(目次や索引なども含めますが)688ページ。一般的な解説書は200〜300ページ程度ですので2倍以上のボリュームです。しかし、値段は一般的な解説書とほぼ同様の2980円(税別)です。
書籍にCD-ROMが付属する場合、開きにくくなるためCD-ROMをはずしてしまう方が多いと思います。はずしてしまうと紛失してしまいがちです。
この『Illustrator CS2完全制覇』では、Webから必要な章ごとにダウンロードできるようにしました。CS2用とCS用、さらに、Windows用とMacintosh用、4バージョンのデータを章ごとに準備してあります。
http://www.shoeisha.com/book/hp/perfect/DL/illustrator.asp
解説書を読むときに、蛍光灯の光が反射して読みづらいと感じたことはありませんか? 『Illustrator CS2完全制覇』ではテカらない用紙をチョイスしましたので、そのような煩わしさがありません。
また、厚みがあるため開いたまま作業ができます。ただし、持ち歩きに不便な点はご容赦ください。
まだまだ現場では8.0や10のデータが主流です。「データ互換」や「入稿前のチェックリスト」「PDF/Xの作成」など中級者にも役立つ巻末付録を付けました。ぜひ、お役立てください。